エムポックス接種、拡大へ 男性同士性的接触ある人に

エムポックスウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 「エムポックス(サル痘)」に感染した人の濃厚接触者に接種しているワクチンの対象者を、男性同士の性的接触がある人ら高リスク者に広げる方針を厚生労働省が固めたことが13日分かった。近く国立国際医療研究センターなどで臨床研究として始める。エムポックスはサル痘と呼ばれていたが、WHOの名称変更を踏まえ、日本も5月にエムポックスへ変えた。

 エムポックスウイルスが原因で、発熱や発疹などの症状が出る。今年に入り国内の感染者は増えており、国立感染症研究所が13日に発表した速報値では、4日までに計166人。

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