【香港】公務員の昇給率、2.87~4.65%で決定[経済]

香港政府公務員事務局は13日、本年度(2023年4月~24年3月)の公務員給与を2.87~4.65%引き上げると発表した。政府トップの李家超(ジョン・リー)行政長官と、その諮問機関で事実上の閣議に相当する行政会議が正式に決定した。

月額給与を「低」「中」「高」の3段階に分け、「高」が2.87%、「中」と「低」が4.65%の昇給となる。立法会(議会)財務委員会での手続きを待って4月1日にさかのぼり適用する。

公務員の給与水準を検討・勧告する給与動向調査委員会は5月、本年度昇給率の目安について「高」が2.87%、「中」が4.65%、「低」が4.5%になると発表。政府が景気や財政状況、公務員の士気などを考慮して最終的に決定した上げ幅は、「低」がこれを上回った以外は同委が示した目安通りだった。

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