サツマイモ大きく育て!! 茨城・鉾田二高生が園児と苗植え

高校生(右)に教わりながらサツマイモの苗を植える園児たち=鉾田市徳宿

農業の魅力を伝えようと、茨城県立鉾田二高(鉾田市鉾田、海老沢浩一校長)農業科の生徒ら7人が7日、同市徳宿の同校農場で、市立鉾田幼稚園(小沼一夫園長)の園児17人に、サツマイモの苗の植え方を教えた。

同校によると、同園とのサツマイモの苗植えは毎年の恒例行事。この日はベニハルカの苗を100本植え付けた。農業科作物専攻の生徒たちが「斜めになるように植えて」「深く差したら土をかぶせよう」などと指導し、説明を受けた園児たちは、長靴姿で畑に入り「土が軟らかい」「植えるのが楽しい」と歓声を上げながら、1本ずつ丁寧に苗を差し込んだ。

同校3年、石神七海さん(17)は「苗がどのように育っていくのか知ってほしい。みんな素直に言うことを聞いてくれてかわいかった」と笑顔を見せた。小沼園長は「園児たちには農作物を育てる大切さや大変さを少しでも感じてもらいたい」と話した。

サツマイモは生徒たちが管理し、10月には園児と一緒に収穫する予定という。

© 株式会社茨城新聞社