今年1月に撤退した南足柄市怒田のアサヒビール神奈川工場(敷地面積約41万2千平方メートル)の跡地利用を巡り、アサヒビール(東京都墨田区)が所有していた土地と建物を、連鎖端子の製造企業「日本端子」(平塚市)が取得していたことが、13日までに分かった。日本端子は「現段階でお話できることはない」としている。
関係者によると、アサヒビールの後継企業は昨年の段階で決定していたといい、今年3月に2社間で売買契約を結び、4月にはアサヒビール側が所有していた建物と敷地の全てを引き渡していたという。
神奈川新聞が入手した登記簿謄本には、4月28日に所有権が移転したことが記載されている。