神奈川県内の百貨店で中元商戦が始まった。今年は新型コロナウイルスの「5類」移行を受け、試食を本格再開するなどコロナ禍前に近い形で運営する店も多い。物価高騰が続く中、各店は、節約をしながらも価値があると判断した物にはお金を惜しまない「メリハリ消費」を意識した商品などを用意。来店者数や売り上げ拡大に期待を寄せている。
横浜高島屋(横浜市西区)は今月1日、ギフトセンターを開設した。昨年までとの大きな違いは、新型コロナの感染症法上の位置付けが5類に引き下げられたことを受け、消毒液などの設置をやめた点だ。飛沫(ひまつ)防止のパネルも用意せず、コロナ禍前に近い状態で接客を行っている。