もっと軽量コンパクトな焚火台が欲しい!という方におすすめしたいのが、belmont(ベルモント)の「TABI」です。純国産のチタン製品を作っている国産メーカーだと知り、即決しました。今回は、3年間愛用してみて感じるベルモントの焚火台「TABI」の魅力をご紹介します。迷っている方の参考になれば幸いです。
belmont(ベルモント)ってどんなメーカー?
ベルモントは、金属加工で有名な新潟県三条市で生まれた国内アウトドアメーカーです。
1999年に創業して以来、釣具やキャンプ用品をはじめとし、良質でコスパの良いアウトドア用品を数多く送り出しています。
ベルモントのギアは、どれも高度な技術で生み出された製品ばかり。
今となってはベルモントブランドで揃えたいぐらい欲しいギアが目白押しです。
ベルモントの焚火台「TABI」スペック情報
今回、2020年にベルモントブランドで注目を集めた焚き火台、ベルモント「TABI」をご紹介いたします。
ベルモント「TABI」(グリルエクステンション付き)の基本情報は以下の通りです。
※2023年6月現在、公式オンラインストアでは(グリルエクステンション付き)のみの販売となっております。
ベルモントの焚火台「TABI」の組み立て方
それでは、ベルモント「TABI」を組み立ててみましょう。
誇張なしに10秒もかからないので紹介していきます。
1. 火床をはめ込む
ベースとなる火床を作っていきます。凹凸部分を嵌め込むのみです。
2. 脚をつける
火床に足をはめます。
真ん中から付けるとやり易いです。
両端もつけていきます。
3. 完成
実に簡単です!
本当に10秒ほどで出来上がります。
実際に使用してみて感じたメリット
この焚火台は発売してすぐに購入したので、3年ほど使っています。
薄いチタンではありますが、チタン特製の頑丈さから重い薪やダッチオーブンを載せても未だ健在です。
そんなベルモント「TABI」の使用して感じたメリットと魅力をお伝えします!
メリット1:軽量コンパクトな収納
チタンを使用したことによって実現した、500g以下の焚火台だけあって、非常に軽くてコンパクトな収納です。
日帰りで焚き火がしたい!という時でもサッと積み込めるので非常に便利です。
この焚火台の積載時の定位置は助手席のバックポケットです。
メリット2:火床が近く焚き火料理に向いている
他の軽量焚火台と比較して決め手はこのポイントでした。
焚き火料理をする上でピコグリルなどは火床からグリルまで高さがあるため、ある程度の薪の量を投入しないと火が届きません。
ベルモント「TABI」は、七輪のような火床とグリルの組合せにより、炭や熾火での調理もやりやすいです。
更に焚き火も豪快にできるのは、この商品の特徴ではないでしょうか。
メリット3:燃焼効率が良い!
サイドにプレートが付いていますが、私はそれは外して使用しています。
それを外すことで、大きな薪をそのまま投入でき、火床に何ヶ所か空いている通気口から効率よく空気が送り込まれ、燃えかすも残らずよく燃えます。
燃焼効率がとてもいいので、白い灰になるまで燃え尽き、後片付けも非常に楽に行えます。
メリット4:チタンならでは修復性もお気に入り
使い続けるとそれなりに火床も湾曲化しますが、チタン特性の復元性能によって、逆ぞりに曲げれば元に戻ります。
足が付けにくい際も、柔軟にかつしっかりハマるので、長く付き合える焚火台ではないでしょうか。
実際に使用してみて感じた気になる点
実際に使用してみて感じた気になる点をご紹介しますが、わかっていた上での購入なのであまり気にはしていません。
気になる方は参考にしてみて下さい。
気になる点1:持ち運びを重視しているので地上高が低い
地上高からの高さが低いのはしょうがないデメリットです。
お座敷スタイルで楽しむ分には丁度いい高さですが、ローチェアでも多少低く感じます。
私の場合は、高さを確保するため、他の焚火台の台と併用して使用しています。
これにより灰も地面に落ちる事なく使用でき、高さもローチェアと合う高さになるので、この組み合わせは割と重宝しています。
気になる点2:脚の耐久性が少し不安
これから長く使用していく上で、脚の耐久性には多少なりとも不安はあります。
決して太い脚ではないため、勢いよく薪を投入すると左右のいずれかに少し傾きます。
乱暴に扱わなければいいだけでの話ですが、本体とのかみ合わせ箇所が、今後どれだけ耐久性があるかが懸念ではないでしょうか。
折れたり曲がったりする心配はなさそうです。
軽量焚火「ピコグリル398」との比較
購入時にずっと比較していたのが、「ピコグリル398」です。軽量コンパクト焚き火台の代表格的な商品ですよね。
今では中華製の類似品も多く出ており、ピコグリルを購入検討している方は迷ってしまう方も多いと思います。
ピコグリルの基本情報は以下の通りです。
火床の縦と横の比較
組み立て使用時を比較してみると、組み立ての仕方の違いで、縦横の違いが出ていますね。
- ベルモント「TABI」:縦237x横360x高さ170mm
- ピコグリル398 :縦380x横250x高さ245mm
ベルモント「TABI」は火床の縦を両サイドではめ込む形状なので、幅広の火床になっています。
ピコグリル398は火床の横を両サイドではめ込む形状なので、縦長の火床になるのがわかります。
高さの比較
1番の違いは高さです。
- ベルモント「TABI」:高さ170mm
- ピコグリル398 :高さ245mm
「TABI」の方が「ピコグリル398」より75mmほど低く、その差は丁度タバコ1箱分ほどの違いです。
キャンプ場や市販で販売している薪1個分の違いがあるのではないでしょうか。
ピコグリル398の場合、ベルモント「TABI」より薪1個分多く入れないと、火が届かないことがわかりますよね。
これによって薪の燃費の違いも出てきます。
ベルモントの焚火台「TABI」をおすすめする人
ベルモント「TABI」は、今までの軽量焚火台とは趣向を変えた焚火台と言えるでしょう。
特徴的であるがゆえに以下のような方にマッチする焚火台であると思います。
ツーリングや荷物を少なくしたい方
ベルモント「TABI」は、丈夫なチタンでできているので、ツーリングやバックパックでの積載も苦ではありません。
荷物の隙間やカバンのポケットに入るスペースがあれば、どこでも持ち運びが可能な焚き火台です。
軽い焚火台でもしっかり料理をしたい方
ベルモント「TABI」は火床が近いので、焚き火料理に向いている軽量コンパクトな焚火台です。
焚き火はもちろんの事、炭焼き料理もこれ1つで賄えます。
最新モデルの「グリルエクステンション付き」であれば鍋やフライパンなどを置けるスペースが拡張しているので、さらに焚き火調理がしやすくなりました。
全て焚火台だけで賄いたい方には、バーナーや炭焼きギアなども持ち込む必要がないのでおすすめです。
ベルモントの焚火台「TABI」はその名の通り旅人の強い味方!
ベルモント「TABI」は、その名の通り旅人感を実感できる焚火台です。軽量コンパクトに扱え、オールラウンドに使用でき大変便利です。
私も焚き火がしたい!と思ってサッと持ち運べるこの軽快さは、購入して正解の逸品でした。
少し火を起こせばすぐに調理ができる。ベルモント「TABI」は、そんなキャンパーの強い味方ですね。
軽量コンパクト焚火台で迷っている方には、おすすめの商品です!