ラグビーアマ代表にトライ 釜石で選考会、仏大会へアピール

国際大会出場を目指し、白熱のプレーを展開する選考会の参加者

 9月にフランスで初開催される世界アマチュアラグビーフェスティバルに日本を代表して出場するチームの選手選考会は11日、釜石市の釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムで開かれた。県内外から経験者41人が集い、それぞれの強みをアピール。東日本大震災からの復興や2019年ワールドカップ日本大会の会場となった同市の「レガシー(遺産)」発信に向け、闘志あふれるプレーを披露した。

 市や県などで組織するラグビー国際交流推進事業実行委(小泉嘉明会長)が主催。書類選考に応募した47人のうち、釜石シーウェイブス(SW)の元選手ら19~58歳が参加した。

 スクラムやパスワークなどを試し、体をぶつけ合って実戦形式で連係も確認。昨季まで釜石SWでスタンドオフとして活躍した同市大渡町の会社員福士周太さん(28)は「チームで6シーズンプレーさせてもらい、地域に恩返しをする好機だと思い応募した。勝利を目指し、決勝トーナメント進出に貢献したい」と気合をみなぎらせた。

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