教員志願3.42倍 茨城県教委 3年ぶり減少

茨城県庁=水戸市笠原町

茨城県教委は13日、2024年度採用の同県公立学校教員選考の志願状況を発表し、小中高校と特別支援学校の「教諭合計」の志願倍率が3年ぶりに減少したことが明らかになった。前年度比0.36ポイント減の3.42倍で、志願者数は同257人減の3143人だった。

試験は1次が25日、2次は8月18~20日に実施する。

校種別の志願倍率は、小学校が同0.31ポイント減の2.22倍と最も低く、高校が同0.66ポイント減の5.93倍と最も高かった。中学校が同0.23ポイント減の4.42倍で、特別支援学校が同0.28ポイント減の2.26倍だった。

養護、栄養教諭を合わせた「全体」の志願倍率は、同0.35ポイント減の3.77倍となった。養護は同6.27ポイント減の17.52倍。栄養は同3.92ポイント増の15.67倍だった。

中学校の教科・科目別で見ると、保健体育(採用予定25人)が同2.42ポイント増の12.76倍、次いで社会(同43人)が6.0倍と高かった。美術と技術は1倍台にとどまった。高校では、保健体育(同5人)が26.00倍、公民(同4人)が13.75倍と高い。

試験会場は水戸会場と県外5会場で、県外での受験希望者は41.3%で前年度の40.5%から増えた。

© 株式会社茨城新聞社