全国高校野球選手権佐賀大会の開幕を前に、県公式野球審判協会(植松幸男会長)の審判講習会が10日、佐賀市のさがみどりの森球場で開かれた。約60人の審判員が位置取りの大切さやストライクゾーンなどを確認し、大会への準備を整えた。
大会に向け、分かりやすい発声やジェスチャーなどの基本を改めて徹底した。正確な判定のための位置取りを重視し、「審判員4人でカバーし合って見ていくのがこの夏のテーマ」と意思疎通の大切さを呼びかけていた。
佐賀商業高と佐賀工業高の生徒の協力を得て、ストライクゾーンを確認する投球判定も行った。植松会長は「球児たちが目標にしてきた大会。しっかり判定し、マナー面でも注意を払っていきたい」と話した。
大会は7月8日、同球場で開会式が行われる。(中島幸毅)