國元悠衣選手(唐津商高出身)、全日本ローイング2連覇を報告

峰達郎市長(左)に結果を報告した國元悠衣選手=唐津市役所

 ローイング(ボート)の第101回全日本選手権(5月18~21日・東京都)の軽量級女子ダブルスカルで2連覇した中部電力の國元悠衣選手(25)=唐津商高出身=が9日、唐津市役所を訪れて峰達郎市長に結果を報告した。

 大会は東京都の海の森水上競技場(2千メートル)で行われ、國元選手は昨年に続き成瀬歩美選手(27)とペアを組んで臨んだ。6組で争った決勝は500メートルでトップに立って後続を突き放し、2位に約12秒の差を付けて制した。

 國元選手は「追われる立場だったが、1日1日を大切に練習してきた。トップを譲らずにこぎ切れたのでよかった」と振り返った。決勝当日は25歳の誕生日で、「朝はプレッシャーが強かったが、優勝できて素敵な誕生日になった」と笑顔を見せた。

 峰市長は「唐津のアスリートが挑戦している姿はとても美しい」などと記した応援メッセージを手渡した。國元選手は「来年は全日本選手権3連覇、佐賀で開かれる国スポでの優勝を目指し、いいニュースを届けたい」と決意を述べた。國元選手は山口祥義知事も表敬訪問した。(松岡蒼大)

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