6月25日に長崎・対馬で国境マラソン 韓国のランナー参加は4年ぶり

3年ぶりとなった昨年の大会で、一斉に駆け出すランナーたち=2022年6月、対馬市上対馬町

 対馬最大のロードレース「第27回国境マラソンIN対馬」が25日、対馬市上対馬町の三宇田海水浴場を発着点に開かれる。今年は4年ぶりに韓国からのランナー約200人も参加予定。日韓の900人超が、ハーフ(21.0975キロ)と10キロの2種目で健脚を競う。
 同大会は新型コロナウイルス流行で2020年と21年は中止し、22年は国内ランナーのみで開催。今年は同町の比田勝と韓国・釜山を結ぶ国際定期航路再開に伴い、韓国からのランナー募集も再開していた。
 今年の大会は09年ベルリン世界陸上の日本代表、加納由理さんと、東洋大時代に箱根駅伝で4年連続5区区間賞を受賞し、2代目「山の神」と称された柏原竜二さんがゲストランナーとして参加し、会場を盛り上げる。
 大会事務局によると、エントリーしているのは国内738人、韓国214人の計952人。種目別ではハーフに584人、10キロに368人。比田勝尚喜市長は「(国境マラソンによる)日韓の交流再開に安心している。しっかり大会を盛り上げたい」と話した。

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