飯島善さん死去 初代の茨城・つくばみらい市長 92歳

飯島善さん

初代茨城県つくばみらい市長の飯島善(いいじま・ぜん)さんが4日、肺炎のため同市小張の自宅で死去した。92歳。告別式は18日午前10時半から、同県取手市市之代のやすらぎ苑で執り行う。喪主は長男の谷口久(やぐち・ひさし)さん。

飯島さんは旧伊奈村職員や旧伊奈町議を経て、1990年7月から2006年3月まで同町長を4期15年務めた。同町と旧谷和原村の新設合併に伴う市長選で同年5月に当選し、初代市長に就任。10年5月まで1期4年務めた。

在任中は、総合福祉施設「きらくやまふれあいの丘」の開設をはじめ、フィルムコミッション事業の推進、つくばエクスプレス(TX)開通に伴う沿線開発など、行政基盤や市内インフラの強化、市の知名度向上といった施策推進に尽力した。

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