ジミー大西「画業30年展」に本人登場も…まさかの終了宣言

「阪急うめだ本店」(大阪市北区)の9階「阪急うめだギャラリー」にて、お笑い芸人・ジミー大西の全国巡回展『ジミー大西 画業30周年記念作品展 POP OUT』が6月14日よりスタート。初日にジミーがメディア向けの内覧会に出席し、「最後の個展」の可能性について語った。

大阪で個展を開催するジミー大西(6月14日・大阪市内)

同展は、独特の作風で知られるジミー大西の画業30年を振りかえる内容で、2022年4月の「銀座三越」(東京)を皮切りに全国9カ所で実施。今回の大阪での展覧会がファイナルとなる。

展示作品のひとつ『百獣の王』は、所属する吉本興業が2022年に110周年を迎えたことと「百獣(ひゃくじゅう)」の言葉をかけたもので、アクリル、糸、木を使って制作。本人は「新しい技法ができあがりました」と話すが、「今後、さらにチャレンジしてみたい作風」について尋ねると「なにも考えていません」とキッパリ。

続けて「次が最後の個展と思っていますから。追悼展です。僕は来年(2024年)、還暦で、ダウンタウンさんと同期ですから。(作品も)10年、15年に1回しか展示していないんです。そう考えたらもう次が追悼展やなって」と、まさかの終了宣言まで。

また、2025年におこなわれる大阪万博への作品出展についても「気持ちはすごくあります。ただ、実現するかしないかは分からないです。ほんまに小さいものを作れたらええなあって」と遠慮気味に口にした。

『ジミー大西 画業30周年記念作品展 POP OUT』は6月26日まで、「阪急うめだ本店」9階「阪急うめだギャラリー」にて開催。6月14日、17日・18日、24日・25日には、各日昼2時からジミーによるサイン会も実施される。

取材・文・写真/田辺ユウキ

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