世界ランク1位のスコッティ・シェフラーが複数の新パターをテスト

複数のパターをテストしているシェフラー ※撮影は2023年「ザ・メモリアルトーナメント」(Dylan Buell/Getty Images)

◇メジャー第3戦◇全米オープン 事前(12日)◇ロサンゼルスCC(カリフォルニア州)◇7423yd(パー70)

世界ゴルフランキング・ナンバーワンゴルファーであるスコッティ・シェフラーは今季すでに2勝を挙げ、12度のトップ10入りを果たしている。

シェフラーのボールストライキングは今季に入り別次元となっており、現在PGAツアーのストロークゲインド:トータル、同ティ・トゥ・グリーン、同オフ・ザ・ティ、そして同じくアプローチ・ザ・グリーンの全てでトップに君臨している。

しかし、パットは完全に別の話。ストロークゲインド:パッティングのランキングは148位だ。

今季はほぼスコッティキャメロン スペシャルセレクト タイムレス ツアータイプGSS プロトタイプパターを使用している。このパターヘッドは、25グラムのウエイトが2個、ソールとヒールに配されており、ミルドフェースとなっている。

現在のエースパター(GolfWRX)

GolfWRX.comはロサンゼルスCCでの月曜に、シェフラーがよりワイドボディ形状でフェースの滑らかな新しいスコッティキャメロン タイムレス ツアータイプパターを試しているのを目撃した。当初、月曜午後のテスティングセッションではウエイトを変えずに試行錯誤していたのだが、その後、トウとヒールのポートに追加重量として5グラムのウエイトを加えた。

エースより幅広なパターをテスト中(GolfWRX)

新しいパターのボディがワイドになったことから、慣れ親しんだフィーリングを得るため、あれこれウエイトを替えて試していた。とは言え、条件が全て同じ場合、大型化したことで若干寛容性が高くなり、平滑なフェースはそれまでのミルドフェースに比べ、より硬い打感となる。

シェフラーはグリーン上で明らかに実験モードに入っていたが、木曜にロサンゼルスCCで「全米オープン」の競技が幕を開ける際、どのパターを使用するかまだ決めていない。

新しいパターを実戦投入するかどうかについては、まだ迷っているものの、それ以外のバッグの中身は、今季を通して引き続き一貫したままである。

ウエイトを替えている(GolfWRX)

シェフラーの使用ギア詳細(パターを除く)は以下の通り。

ドライバー:テーラーメイド ステルス2 プラス(8度)
シャフト:藤倉コンポジット VENTUS BLACK 7X

フェアウェイウッド:テーラーメイド ステルス2(3番15度)
シャフト:藤倉コンポジット VENTUS BLACK 8X

アイアン:ダンロップ スリクソン Z U85 ユーティリティ アイアン(3、4番)
シャフト:日本シャフト N.S.プロ モーダス3ハイブリッド プロトタイプ 10X(3番)

アイアン:テーラーメイド P7TW(5番~PW)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイシュー X100(4番~PW)

ウェッジ:タイトリスト ボーケイ SM8(50、56、60度)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイシュー S400

パター:未定

ボール:タイトリスト プロV1

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)

ドライバー「ステルス2 プラス」(GolfWRX)
フェアウェイウッド「ステルス2」(GolfWRX)
ユーティリティ「スリクソン ZU85」(GolfWRX)
アイアン「テーラーメイド P7TW」(GolfWRX)
ウェッジ「タイトリスト ボーケイ SM8」(GolfWRX)

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