日本初開催!eスポーツ世界大会、千葉市で 2000人のファン熱狂 人気ゲーム「ヴァロラント」

アリーナでプレーするトップ選手の技を、モニター越しに観戦する来場者ら=13日、千葉市中央区のTIPSTARDOMECHIBA

 若い世代から人気を集めるオンラインゲーム「ヴァロラント」の腕前を競うeスポーツの世界大会「ヴァロラント チャンピオンズツアー」が、日本で初めて千葉市中央区のTIPSTAR DOME CHIBA(ティップスタードーム チバ)で開かれている。地区予選を勝ち抜いた12チームが出場し、世界トップレベルの技を披露。集まった約2千人のファンが選手のプレーに熱狂した。

 ヴァロラントは、5人1組のチームで相手チームと戦う銃撃ゲームで、米国のゲーム会社が運営している。国内外で累計5億回以上対戦されており、同大会のチケットは即日完売したという。

 大会は11日に開幕。3日目の13日は、韓国チーム対米国チームなど3試合が行われた。海外から来場したファンも多く、アリーナでプレーする選手の技を大型モニター越しに観戦。妙技が決まると大きな拍手や歓声を送った。

 静岡県から来場した会社員、真野陽太さん(22)は「大好きなゲームの世界大会が日本で開催されているのが信じられない。絶対会場で見たいと思って来た」と興奮気味。友人の大学院生、中村拓翔さん(22)も「オンライン上では感じられない会場ならでは盛り上がりを体験できた」と話し「どのチームが勝つか最後まで楽しみ。お気に入りのチームと選手を応援したい」と笑顔を見せた。

 同日、大会を観戦した神谷俊一市長は取材に「急成長する新しいスポーツの広がりや熱気を実感した。集客力のあるイベントなので、MICEのコンテンツとして、市としてもeスポーツを見る機会、する機会をつくっていきたい」と述べた。

 21日まで同ドームでトーナメント戦が行われ、決勝戦は24~25日に幕張メッセ(美浜区)。

 大会の開催に合わせ千葉都市モノレールは、同大会のマークなどをあしらったラッピング車両1台の運行を実施中。モノレール栄町-葭川公園駅間にあるセントラルアーチも、大会テーマカラーの紫色にライトアップしている。いずれも25日まで。

約2千人のファンが詰めかけ、開場前には列をつくった=13日、千葉市中央区

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