JOC、選手団主将の廃止検討 来夏のパリ五輪も

東京五輪開会式で選手宣誓する主将の山縣亮太(中央左)と副主将の石川佳純(同右)=2021年7月、国立競技場

 日本オリンピック委員会(JOC)が国際総合大会で設置している日本選手団の主将の廃止を検討していることが14日、関係者の話で分かった。9~10月の杭州アジア大会(中国)に加え、来年夏のパリ五輪も置かない方向で協議に入っている。7月開幕の世界ユニバーシティー大会(成都=中国)では開会式で国旗を掲げて入場する旗手と兼任させる。

 国際オリンピック委員会(IOC)は五輪の旗手について各国・地域に男女1人ずつの起用を求めているが、選手団の主将は日本独特の役割とされる。これまで名選手が選手団の「顔」として注目されてきた一方、近年は重圧や本番前の行事参加などの負担から人選が難航していた。

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