すでにドルトムント側から発表がなされていたが、6月14日にレアル・マドリード側も公式HPでイングランド代表MFジュード・ベリンガムの獲得を正式に発表した。
レアル・マドリードの公式HPでは、ベリンガムがドルトムンドで3シーズンを過ごしたことや2022-23シーズンは公式戦通算で14ゴールを記録したこと、同シーズンのブンデスリーガでMVPを獲得したことなどを紹介。
「我々はサッカー界における偉大なタレントの一人と契約を結んだ」とし、ベリンガムのプレーをまとめた動画もアップしている。
これを受け、ドルトムンド側も公式HPでベリンガムの移籍完了を報告。「移籍金は高額な固定費と、6年間にわたるパフォーマンスに関連する変動制の出来高で構成される」ことを報告した。
また、ハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEO(最高経営責任者)の「ドルトムントでの情熱的な3年間を置くてくれたジュードに感謝する。我々はともに最高の時間を過ごすことができた。また、常に公平な態度を示し、建設的な議論をしてくれたレアル・マドリードにも感謝の言葉を伝えたい」という言葉を掲載した。
さらに、ベリンガム自身もドルトムントの公式HPでクラブやファンに対する感謝の言葉を伝えた。
「3年間ここで経験してきたことについて、ドルトムントの全関係者とファンの方々に感謝している。ドルトムントのユニフォームを着てたくさんの試合に出場し、いろいろな瞬間を経験することができて光栄に思う。僕は他の場所を目指すことになったが、ここで過ごした日々は決して忘れない。一度ボルッセ(ドルトムントの人間)になったら、死ぬまでボルッセだ。クラブの未来が栄光に満ちたものになることを願う」
なお、スペイン『マルカ』紙電子版は「未決のまま残っているのは、ベリンガムがレアル・マドリードで何番をつけるかという問題だけだ」としている。
レアル・マドリードは6月12日に背番号の一部変更を発表。ベリンガムが着用すると予想されていた7番はブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールがつけることになり、他にブラジル代表FWロドリゴが11番、レンタルバック組のスペイン人DFフラン・ガルシアが20番、スペイン代表MFブラヒム・ディアスが21番をつけることが発表されている。