【マニラ共同】中国海軍の大型練習艦が14日、フィリピンの首都マニラに「親善」のため、4日間の日程で寄港した。フィリピン沿岸警備隊はルソン島沖で今月、日本の海上保安庁、米沿岸警備隊と初の合同訓練を行ったばかり。中国は神経をとがらせており、けん制を狙った可能性がある。
中国の軍艦のフィリピン寄港は19年1月以来。寄港したのは17年に就役した最新鋭艦で、全長165メートル。ベトナム、タイ、ブルネイに立ち寄り、マニラに到着した。中国側は「平和と友好を広げ、相互信頼と交流を深める」目的と説明した。
南シナ海ではフィリピン沿岸警備隊の船が中国海警局の船からレーザーを照射されるなどの問題が相次いだ。