レギュラーツアーへの登竜門JLPGAステップ・アップ・ツアー。静岡県御前崎市の静岡カントリー浜岡コースで6月16日に開幕する「ユピテル・静岡新聞SBSレディース」。大学1年生ながらこの大会に4回目の出場となる期待のアマチュアゴルファー勝亦令奈選手を紹介します。
【写真を見る】「上がり4ホール耐えて決勝へ」大学生ゴルファー勝亦令奈選手 ユピテル・静岡新聞SBSレディース注目選手③
2年前、「ユピテル・静岡新聞SBSレディース」に出場した当時高校2年生のアマチュア、沼津市出身の勝亦令奈選手。2日目の15番ホール、大事な場面で池に入れてしまい、ダブルボギー。予選通過を目前にしてのミスショット。このミスが響き、たった1打及ばず、決勝ラウンドへ進めませんでした。
そんな勝亦選手が2023年、「ユピテル・静岡新聞SBSレディース」に2年ぶり4回目の出場を果たします。
<勝亦令奈選手>
「池に入れてしまって、細かいジャッジミスがあった。ちょっとしたところが足りていなかった。1打の重みはすごい感じましたね」
勝亦選手がゴルフを始めたのは小学1年生のとき。以来、学校が終わると真っ直ぐ練習場へと向かい、ゴルフに打ち込んできました。
その実力が認められ、中学3年生からこの大会に3年連続で出場したほか、2022年、高校3年生の時には静岡県ジュニアゴルフ選手権の高校生チャンピオンにも輝きました。そしてこの春からは、大学生になりました。
<勝亦令奈選手>
「大学生になって、試合の終わった後だったりとか、ここはちょっと休んでおいた方がいいかなっていうのも結構自分で自由に決めれるようになった」
今までより時間の使い方が自由になり、自らスケジュールを考えるようになったといいます。
大学のゴルフ部に入部をしましたが、大会と合宿の時以外はほとんど、個人での活動となるため、昼間は都内の大学へ通い、夕方は地元へ戻って練習に励んでいます。
勝亦選手が中学2年生の時からレッスンする林朋芳プロに、勝亦選手のこの2年間の成長について聞くと。
<林朋芳プロ>
「一番の成長は飛距離。アイアンでいうと(クラブ)1.5番手分くらい伸びた」
その飛距離を生かすために、現在は精度を高めようとフォームづくりに励んでいるといいます。
<勝亦令奈選手>
「15番から18番は結構きついホールが続くので、そこまでに潜っておいて(よいいスコアで回って)そこでなんとか耐えるのが理想」
2年前よりも成長したプレーを発揮し、初の決勝進出を狙います。