JR西日本、27年度までに兵庫県内7駅にホーム柵を新増設 西明石や尼崎、新三田に、値上げ分を活用

JR西日本が兵庫県内で整備を進める昇降式のホーム柵=神戸市中央区、神戸駅5番ホーム(同社提供)

 JR西日本は14日、京阪神の駅で進める転落防止設備の整備計画を発表した。兵庫県内では2023~27年度に在来線7駅でホーム柵を新設・増設する。転落をセンサーで検知して電車を止めるシステム「ホーム安全スクリーン」も23、24年度に9駅で新設する。整備費用は、駅のバリアフリー化のための国制度に基づき、主要路線で4月に運賃を値上げした分を活用する。

 県内で設置されるホーム柵は全て、ロープが上下する昇降式。23年度は、増設を済ませた三ノ宮駅に加え、西明石駅に新設する。25年度に明石、神戸駅、27年度には尼崎、新三田、舞子駅に整備する計画。

 ホーム安全スクリーンは神戸線の9駅で新設予定。23年度は芦屋、須磨、元町、垂水、兵庫駅。24年度は住吉、西宮、甲子園口、六甲道駅で整備を進める。(大島光貴)

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