《梅雨》なんで「つゆ」って読むの? 知って得する豆知識を釣り場で披露しよう。

春イカシーズンに突入し、現在は梅雨まっただなか! でも梅雨ってなんで「つゆ」と読むんだ? そんな疑問にモヤモヤしながらエギングをしている釣り人も少なくないだろう。そこで梅雨エギング攻略法と、ちょっとだけ気になる豆知識をご紹介。

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●文:ルアマガプラス編集部

梅雨の語源は中国?

(出典:気象庁)

雨がシトシト、湿度ジメジメな梅雨に「梅」という字が入っているのは、中国の揚子江周辺では梅の実が熟す頃が雨期にあたることによるものだ。中国では、梅の実が熟す頃を「梅雨」と呼んでおり、いつしか日本にもこの呼び方が伝わってきたと考えられている。

中国と違い日本では、梅雨の時期に梅の実が熟すことはないが、中国から伝わった呼び方が残り今でも「梅雨」呼ばれているようだ。

― 梅雨の読み方はなぜ「つゆ」なのか?

梅雨を「つゆ」と読む理由はいくつかの説があるようだ。梅雨の時期は雨が降って葉っぱなど植物に水が滴り、多くの露(つゆ)がついた風景が多く見られる。 「露(つゆ)にぬれて湿っぽい」という意味を持つ古語「露けし」から「つゆ」と呼ぶようになったそう。面白いですね! 他にも面白い説があるので興味がある方は調べてみましょう!

ということで本題ですが新年が明けて春にもなると、徐々にザワついてくるのが『春エギング』。何でも春は、デカいアオリイカが釣れるらしい。でも…どんな場所にアオリイカがいるの? そんなギモンを解消しつつ、今回は春~梅雨イカを狙えるエギングスポットの探し方をザックリとレクチャーいたします!

春~梅雨のエギングは海藻帯が本命場!

前述の通りアオリイカは産卵するために浅場へやって来るのだが、浅ければドコでも良いと言うことではない。アオリイカにも『産みやすい』場所というのが存在する。

産卵場所としてもっとも可能性が高いのが海藻帯で、産卵のピーク時には大きな海藻帯の中に無数のペアが陣取っていることもある。また、産卵直前の荒喰いに関しても、回遊してくる小魚の群れから隠れて待ち伏せするという意味では、海藻帯は適した場所と言える。

― ベストはアマモ、だが…

アオリイカが産みやすい海藻としては、アマモが有名。浅い砂地に群生する柔らかめの海藻だが、近年は減少傾向にある。

それでもカジメと言った他の海藻類にも産卵するので、まずは海藻の群生地を探そう。

イカ釣りのイメージを『夜の船釣り』という限定的なものから、『日中でも岸から釣れる』というハードルの低いゲームへと変えたのが、エギングの最大の功績といえよう。

したがって気軽に、かつ安全にエギングを楽しむならばやはり早朝~夕方の日中ゲームがオススメ。明るい昼なら何かに躓いて転倒したりするおそれも少なく、初めてでも安心なのだ。

浅場や海藻帯の上を探るならシャロータイプのエギ

エギには沈下速度で分類すると大きく分けてシャロー/ノーマル/ディープの3種類が存在する。まずはノーマルだが、重量はメーカーによってマチマチだが20g前後あり、浅場から深場まで、オールマイティに使える。

ただ、自然が相手なので状況は刻々と変化し、ノーマルだけでは対応し切れない場合もある。例えばシャローは浅い場所で使うのはもちろんだが、深くてもエギがゆっくり沈まないとアオリイカが反応してくれないような時にも有効なのだ。

水面から海底まで実際の水深が浅いのはもちろん、海藻帯のトップまで沈めたいなど、深くても任意の水深だけじっくりと探りたい場合にも、沈下速度が4~5秒/mとゆっくり沈んでくれるシャロータイプは使いやすい。

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― 岸釣りならばノーマルタイプの使用率が高い

おおよそ20gの重量で、1mを約3秒のスピードで沈むのがノーマルモデル。浅場から深場まであらゆるシチュエーションで使いやすく、シンカーを削って軽くしたり、逆に足して重くしたりと、チューニングできる幅も広い。

― 見えない深場の地形変化を狙うならディープタイプ

肉眼では確認できない水深で、カケアガリなどの地形変化にアオリイカが着いているであろうケースを狙う時には、沈下速度が2秒弱/mのディープタイプで素早く沈ませて、あまり時間をかけずにテンポ良く探ることもできる。

それほど深くはななくても潮流が速過ぎて、ノーマルでは沈んでくれずに簡単に流されてしまう…。そんな時にはディープを使って、速い流れの中でも安定して沈んでくれる状況を作り出すなど、使い方はさまざまなのだ。

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