《リーダー結束》PEライン使うなら絶対に覚えるべきノットの基本

ライン同士を結ぶ方法は数あれど、PEラインとリーダーを結ぶノットには曲者が多い。しかしそんなノットほど、しっかりと覚えた時には心強いもの。ここでは初心者歓迎の大きめイラストで2種類のノットを解説していく!今回はラインシステムにおけるリーダーの役割を解説していこう。

●文:ルアマガプラス編集部

メイン(PEライン)+リーダー(フロロorナイロン)の結束はソルトルアーの必須科目!!

ソルトルアーゲームでは今やPEラインの使用が一般的だ。これは、PEラインの特性上、引張強度が高く、それでいて細く軽いため、遠投性能にも優れているのが主な理由であろう。また、伸びも少なく、感度に優れる点も忘れてはいけない。近年では、アジングなどのよりライトな釣りにおいてはエステルラインも活躍しているが、こちらが採用される理由もPEラインとほぼほぼイコールだ

シマノ(SHIMANO) PEライン ピットブル 8本編み 150m 1.0号 ライムグリーン 22.4lb PL-M58R 釣り糸 ライン 1号

しかし、これらのラインにはその性能と二律背反する弱点がある。それが素材の特性上摩擦熱に弱く、瞬間的なショックに弱いということだ。これはつまり、岩や魚の口にこすれた際や、バイト時の衝撃でラインが切れてしまう危険性をはらんでいるということなのである。

サンライン(SUNLINE) ライン トルネード松田スペシャル ブラックストリーム 50m 4号

そこで採用されているのが、メインとなるPEラインやエステルラインの先端に、ナイロンやフロロといった異なる性質のラインを結束する“リーダー”というシステムだ。メインラインに比べて摩擦に強かったり、適度に伸びることでショックを吸収してくれるリーダーをつなげることで、PEラインやエステルラインの弱点を補うのである

リーダーがあれば安心!!

PEラインやエステルラインは引張強度が強くてロングキャストしやすい反面、摩擦熱や急な衝撃に弱い。そこで先端に摩擦熱に強く、衝撃に強いラインを“リーダー”として結びつけることで、こららの弱点をカバーするのだ。

だがしかし、この異なる性質のラインを結束することが意外と難しい。そこで当企画では、ソルトルアーゲームのメインターゲットである『シーバス』と『エギング』のエキスパートのイチ押しノットをご紹介。世の中にはたくさんのノットがあるが、紹介する2種類のノットを参考に少しずつ、覚えていってほしい。

リーダーを結束する前に必ず覚えておくべき“共通ノット”

メインラインとリーダーの結束はいくつもの方法があるのだが、その途中や最後に出てくることの多い共通ノットが下記の2種類。まずはこれらを完璧に覚えよう。

ハーフヒッチ輪を作って先端を通すだけという非常に簡単な基本ノット。複雑に巻き付けたラインを仮止めしたり、複数回行って強度を出したり、ラインの端をほどけにくくしたりと出番は多い。
エンドノットその名の通り、ノットの最後に行うのがこの結び方。基本的には輪を作って先端を2回以上通して締め込むだけでOK。ノットによって通す回数が指定されていることもある。

慣れないうちは使わなくなったPEラインやフロロカーボンラインを使い何度も練習してみよう。上記の2つをスムーズに行えるようになれば準備は万端!!!

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