若手映像クリエイターの登竜門 「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023」全ラインナップ発表 

2023年7月15日から、スクリーン上映とオンライン配信のハイブリッドで開催される「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023」の、全ラインナップが発表された。

映画祭20周年と川口市制施行90周年を記念して、埼玉県と川口市が共同製作した作品「瞼の転校生」がオープニング上映(ワールド・プレミア)されるほか、SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザの若手映像クリエイターの支援事業として、埼玉県がユニバーサルミュージックアーティスツと共同製作した作品「尾かしら付き。」が、ワールド・プレミアとして特別上映される。

コンペティションには、過去最多の1246本の応募作から24作品がノミネートされた。すべて国内初上映となる。

国際コンペティションには、102の国・地域から応募された作品から10作品がノミネートされている。アゼルバイジャン、シリア、トルコといった、日本ではあまり見ることのできない国の作品や、ヨーロッパ、南米そして日本など、世界各国の新鋭監督の力作がそろっている。審査委員長は、映画プロデューサーの豊島雅郎氏が務める。

国内コンペティションでは、若手映像クリエイターによる長編6作品と短編8作品がノミネート。2012年の本映画祭長編部門監督賞とSKIPシティアワードを受賞した、「湯を沸かすほどの熱い愛」「浅田家!」などの中野量太監督が審査委員長を務める。

ほかに、「SKIP シティ同窓会」と題した特集では、過去の本映画祭でのノミネートや受賞を果たした5人の監督(松本優作、まつむらしんご、中村真夕、片山慎三、中野量太)の最新作の上映や、これまでの歩みを振り返るトークイベントを開催する。また、「中国映画の新境地~KATSUBEN Selection~」では、ロカルノ国際映画祭で審査員特別賞を受賞した、チュウ・ジョンジョン監督初のフィクション長編映画「椒麻堂会」が日本初上映される。

「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」は、埼玉県や川口市などが主催する、2004年から始まった映画祭。国際コンペティション、国内コンペティション(長編部門、短編部門)を中心とした“若手映像クリエイターの登竜門”として毎年開催を重ね、「死刑にいたる病」の白石和彌監督、「浅田家!」の中野量太監督、「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督、「さがす」の片山慎三監督などを輩出してきた。20周年を迎える本年は、スクリーン上映とオンライン配信のハイブリッドで開催される。

【国際コンペティション ノミネート作】
『バーヌ』『エフラートゥン』『僕が見た夢』『イントゥ・ジ・アイス』『あなたを探し求めて』『ジェイルバード』『助産師たち』『マイマザーズアイズ』『シックス・ウィークス』『この苗が育つ頃に』

【国内コンペティション(長編部門) ノミネート作】
『地球星人(エイリアン)は空想する』『ヒエロファニー』『繕い合う・こと』『十年とちょっと+1 日』『ブルーを笑えるその日まで』『泡沫』

【国内コンペティション(短編部門) ノミネート作】
『恵子さんと私』『野ざらされる人生へ』『A nu / ア・ニュ ありのままに』 『ミミック』『さまよえ記憶』『猟果』『寓』『勝手に死ぬな』

【SKIP シティ国際 D シネマ映画祭 2023 開催概要】
■会期:スクリーン上映 2023 年 7 月 15 日(土)~7 月 23 日(日)
オンライン配信 2023 年 7 月 22 日(土)10:00 ~ 7 月 26 日(水)23:00
■会場:SKIP シティ彩の国ビジュアルプラザ 映像ホール、多目的ホールほか(埼玉県川口市)
■主催:埼玉県、川口市、SKIP シティ国際映画祭実行委員会
■公式サイト:www.skipcity-dcf.jp

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