1年にわずか3日間のみ… 神秘の大輪 松山市考古館で古代ハスが咲く 【愛媛】

1年にわずか3日間しか花が咲かない古代ハスが、今年も愛媛県松山市の考古館で見ごろを迎え、訪れた人たちを楽しませています。

(豊福海央アナウンサー)
「大きな花びらを開かせた古代ハス。ピンクが鮮やかで可憐に咲いています」

松山市考古館の庭に咲いた古代ハス。
約1000年前に中国の大連市で出土した種子を、1996年に市が譲り受けたものです。

今年も9日から開花がはじまり、15日朝も15輪が咲いていました。

古代ハスは午前に花を開き午後には閉じてしまうのが特徴で、開花期間はわずか3日間です。

また、日が経つにつれピンク色が薄くなり、色の移り変わりも楽しむことができます。訪れた人たちは時を越え花を開く神秘的なさまに魅了されている様子でした。

(鑑賞に訪れた人)
「初めて見た。とても美しい」
「生まれて初めて見た。綺麗なハスで大感激」

松山市考古館の古代ハスは現在、約100個のつぼみが確認されていて、それぞれが順調に開花すれば、来月上旬ごろまで楽しめそうだということです。

© 株式会社あいテレビ