選挙で食パン受け取り容疑 巡査部長を書類送検、長崎

 4月9日投開票の長崎県議選で、立候補予定者の支持者から2月に投票を依頼され食パン2斤を受け取ったとして、県警は15日までに、公選法違反の疑いで、県北地区の警察署に所属する女性巡査部長を書類送検した。5月26日付。

 県警によると、巡査部長は犯罪に当たるとの明確な認識はなかったといい、3月上旬に自ら上司に報告し発覚した。「認識、勉強不足のため迷惑をかけてしまい申し訳ない」と話している。県警は所属長訓戒の処分にした。

 書類送検容疑は2月下旬、投票依頼のため自宅に訪れた支持者の女性2人から、食パン(計千円相当)を受け取った疑い。県警は公選法違反の疑いで支持者2人も書類送検した。

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