ローマFWエイブラハム、最終節の大ケガさえなければアストン・ビラ移籍が実現していた?

[写真:Getty Images]

ローマのイングランド代表FWタミー・エイブラハム(25)はアストン・ビラへ移籍する可能性が高かったようだ。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。

2021年夏にチェルシーからローマへと移籍したエイブラハム。ローマ1年目となる2021-22シーズンは、公式戦通算27ゴールを記録し、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)制覇の原動力となった一方、2年目の今季は公式戦54試合で9ゴールに留まり、昨季ほどのインパクトを残すことができなかった。

そして、4日に行われたセリエA最終節のスペツィア戦では悲劇が待っていた。イタリア代表FWアンドレア・ベロッティに代わって64分から出場すると、エイブラハムは左ヒザを負傷してしまい、80分に途中交代。前十字じん帯断裂という大ケガを負い、7日にはクラブが手術の成功を発表。長期離脱が見込まれている。

このケガさえなければ、エイブラハムはアストン・ビラへと移籍し、プレミアリーグに復帰する予定だったようだ。ジャーナリストのイラリオ・ディ・ジョバンバティスタ氏が、イタリア『Radio Radio』でこのようなコメントを残している。

「ローマはすでに、エイブラハムをアストン・ビラに3000万ユーロ(約2600万ポンド/約45億8000万円)で売りに出していた」

「取引はすでに成立していたが、ケガによりすべてが頓挫した」

「我々の情報によると、このイングランド人は2023年11月に復帰する予定だ」

エイブラハムには、2018-19シーズンにチェルシーからアストン・ビラへとレンタル移籍していた過去がある。その際は、チャンピオンシップで37試合25ゴールという結果を残し、チームのプレミアリーグ昇格に貢献した。

今季のアストン・ビラは、ウナイ・エメリ監督のもとでプレミアリーグ7位フィニッシュを果たし、来季のECL出場を決めている。エイブラハムの移籍が実現していれば、イングランド代表FWオリー・ワトキンスとのポジション争いが繰り広げられていたはずだ。

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