県内初の孤立死防止に向けた協定を締結ー我孫子市とヤマト運輸ー

ヤマト運輸株式会社と孤立死防止に向けた協定を締結した星野市長(右)と井黒・主管支店長

我孫子市とヤマト運輸株式会社は、地域の高齢者等を見守り、孤立死を防止するための協定を締結しました。 同種の協定締結は、千葉県内初です。(ちばとぴ!タウン=あびこの魅力チャンネル)

ヤマト運輸:「さりげない見守り」で異変に気付く ヤマト運輸では、エリアごとの配達員が業務を通じ地域住民と顔なじみになることが多く、各家の異変に気付きやすい立場にいます。 配達時に郵便受け等の様子をチェックするほか、同社の「クロネコ見守りサービス」を活用し、孤立死のリスクのある家庭を中心に「さりげない見守り」を行います。

市:異変の通知を受け、支援を実施 市では、ヤマト運輸から異変の知らせを受けると、速やかに支援等を実施します。あわせて、同社の見守りサービスを、市内の地域包括支援センターを通して住民に紹介するといった協力をします。

市内の高齢化率は3割超 星野我孫子市長は、「市内の高齢化率は3割を超え、一人暮らしの人も多い。今回の協定は、そういった方たちの孤立死リスク減少に役立つと考えている」と、協定締結後の取り組みに期待を寄せました。

ヤマト運輸の井黒支店長は、「我孫子市内の孤立死を無くせるよう、会社として努力していきたい」と話しました。

市西部の様子
協定書に目を通す星野市長(左)と井黒支店長

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