職人の技が光る日本各地の逸品が集合 岡山高島屋で販売会始まる

職人の技が光る日本各地の逸品を集めたイベントが岡山市のデパートで始まりました。

岡山高島屋で15日に始まった「日本の職人技くらべ」です。全国の職人が手掛けた約700種類の工芸品や革製品などが並んでいます。

(記者リポート)
「こちらでは職人さんが木の表札に直接字を書いてくださるんです」

好きな字を書いてもらい、インテリアとして部屋などに飾る人も増えているそうです。「開運表札」(1万3200円)

(記者リポート)
「味があってめちゃくちゃかっこいいです」

独学で字を書き続けて50年以上の豊口広さんです。

(字書き職人/豊口広さん)
「筆の先に集中させる、気持ちを。だから僕の筆の持ち方は上を持つ。下を持たず。回転で書くから腕があいているんですよ。一番不安定です。それでぴゅっと書く。味が残るわけです」

柔らかで大胆な字が評判になり、手掛けた作品は大手企業の商品パッケージにも使われています。さっそく多くの人が書を買い求めていました。

細かな模様を迷いのないタッチで次々と描いていきます。電熱ペンで絵を焼き付ける「バーニング」という技法を使った革製品です。

財布などの小物から大きなかばんまで、全てヌメ皮で作られていて、使い込むと経年変化でつややかなあめ色になっていくのも楽しみです。

このほかにも、化粧用の筆やアクセサリーなどさまざまな工芸品が販売されています。

職人の手による逸品を集めた販売会は6月21日まで開かれています。

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