【ノア】ジェイク・リー「骨が折れても闘いたい」冷静な王者をアツくする、死闘必至の王座戦!

「ボコボコにされる前にボコボコにしてやろうと思っている」

冷静な王者をアツくする、死闘必至の王座戦!
ジェイク・リーvs杉浦貴を見逃すな!!

6月17日(土)愛知・名古屋国際会議場イベントホール大会にて、杉浦貴を挑戦者に迎え防衛戦に臨むGHCヘビー級王者 ジェイク・リーに話を聞いた。

清宮海斗からベルトを奪取し、中嶋勝彦、丸藤正道と難敵を撃破してきた王者。次の防衛戦に向けてはどのような想いを抱いているのか。その心中に迫る。

【以下、選手インタビュー】

――まず5月31日の新宿FACE大会では、試合がないのにもかかわらずサイン会は完売続出の大盛況でした。

ジェイク「やったー!と思いながら(笑)どんどん売れろ~って思いながら(笑)」

――そのサイン会で感じたことはありますか?

ジェイク「今までは女性が多かったですけど、(今回は)男性が多いなって。全日本プロレスのときって男性ファンっていうか、グッズに並んでいる方(男性ファン)は少なかったので。女性の方がメインだったので。同性のファンが多いってなんか嬉しいっすね」

――改めてお聞きしますが、チャンピオンになって変化したことはありますか?

ジェイク「結構それこそ歩いていて声をかけられることが多くなって。しかもおっさん率高いんですよ。だから俺“サラリーマンの味方になっているのかな”みたいな(笑)
僕ももうおっさん連中に入っているわけじゃないですか。足を踏み入れているわけじゃないですか、年齢(今年34歳)的なことを考えたら。じゃあ“おっさんの星”になろうかなって思ったりもしますよ」

――では普段の生活についてもお聞きしていいでしょうか?

ジェイク「6時に起きて掃除・洗濯して、練習行って…また洗濯して練習して。基本的に練習して洗濯して練習して洗濯して、が1日の流れで、多いときは大体3回くらい」

――洗濯は練習着の洗濯ということですか?

ジェイク「そうですね。僕、柔術の練習がメインなので。だから道着は結構かさばるんですよ。すぐ洗わないと全然回ってくれないので、洗濯機が」

――そんなストイックな生活の中で、自分へのご褒美などはあるのでしょうか?

ジェイク「シャワー浴び終わった後に、バスタオル使うじゃないですか。で、“プチ贅沢”じゃないですけどシャワー終わった後に絶対2枚使うっていう。自分の中でこれもう贅沢なんですよ(笑)
普通だったら1枚で事足りることじゃないですか。なんでそんな2枚も使うのってなるじゃないですか。けどまだ汗が引いてない状態、シャワー浴び終わった後すぐ汗出るので、それもあって2枚目をすぐ使いたい。濡れていない状態のタオルを使いたいから…あれ、コレなんかおかしいですかね?(笑)」

――では、例えばプロレスの試合後、それこそ丸藤選手から防衛した後のご褒美などはありましたか?

ジェイク「基本的には服が多いかな、最近は。道着とか」

――道着にもこだわりをお持ちですか?

ジェイク「いや、すぐ破けるんですよ。半年に1回ぐらいのペースでビリっていっちゃうので。だから自分へのご褒美としてよくそれ(道着)は買うというか」

――物欲はあまりないということでしょうか?

ジェイク「こう考えたらあまりないっすね」

――気持ちは全部プロレスに集中しているということでしょうか?

ジェイク「プロレスだったり、柔術だったり、あとパルクールやっているのでパルクールだったり。もともと運動神経がいい方じゃなかったので。逆上がりとか出来なかったんですよ。倒立も出来なかったし、跳び箱も飛べなかったし。開脚前転だっていつもペタンってなる子だったんですよ」

――小・中学校の頃はそんなに体育の成績は良くなかったということですか?

ジェイク「ビリです」

――それは意外です。今の子供たちに夢を与えられると思います。

ジェイク「毎回だから跳び箱の時とか僕、一人だけ違うやわらかいやつで練習したりとかしてたんですよ。みんなが出来ることが出来なかった子なんですよ、僕は。けど時間をかければどれも出来るようになって。出来た時の達成感というか、それって金じゃ買えないというか。だからこの歳になってハマっているんでしょうね。それ(達成感)を得たいから」

――現在はプロレスラーとして戦っていますが、転機となったのはいつだったのでしょうか?

ジェイク「(改善されたのは)プロレスを始めてからですね。僕、スカウトで入って。だからどんな練習をするのかっていうのが全く分からなかったんですよ。で、最初マット運動をやるじゃないですか。
あれ全然ついていけなくて。で、なんとか形にはなったんですけど全部が全部できたわけじゃないんですよね。で、一回辞めて地元に戻って。それで、どうしたらできるようになるんだろう?っていうのを常に模索しながら。体を動かすのは好きなので。
それらを研究しながらやっていったら…そこからかな、できる幅が増えていったのは。だから跳ね起きなんて夢のまた夢だったんですけど、全然できるようになって。今じゃバク宙もできるようになったし。
本当に自分がこんな大人になるとは思わなかったですよ。もともとインドアだし、アニメとか漫画も今でも好きで。誰かと話したり誰かと飲むっていうのは元々得意じゃないというか。人見知りの部分の方が強いので。
“今そんな感じねぇよ”って思うかもしれないですけど、本当にそうだったんですよ。いじめられっ子、みたいな雰囲気だったんです。だから自分が“体を動かす”のを趣味にするは今でも信じられない。
だから運動神経が悪いと思っているそこのちびっ子、ちびっ子以外もそうだけどやり方次第で人間はどうとでも変わるから、そこは自分を卑下せずにちょっとずつちょっとずつやれば絶対にできるようになるから。ぜひ頑張ってほしい」

――ありがとうございます。では6.17名古屋大会で防衛線についてお聞きします。挑戦者の杉浦貴選手に対してどう思っているのか教えてください。

ジェイク「まずはお誕生日(※5月31日 53歳)おめでとうございます、ですね。(年齢差が)19か、今。息子みたいな感じじゃないですか?ちょっと早めにできた子供みたいな」

――ある意味、父親と戦うという気持ちですか?

ジェイク「いや、あんな親父嫌ですよ(笑)何が嫌だって、首から先どこかに行きそうなエルボーバンバンかましてくる親父なんか嫌ですよ。この野郎!って」

――今のモチベーションはどういったところにありますか?

ジェイク「バンバンやりやがって!って、なんかそういう気持ちにさせるっていうか。普段、冷静に冷静にって言い聞かせているんですけど、なんかあの人とやっていると“コイツ!”ってなるんですよね」

――防衛戦はどんな戦いになると思いますか?

ジェイク「“この野郎!”を爆発させます。僕が今回テーマにしている言葉が“覚悟”っていう言葉で。すごいピッタリなんですよ、あの人に。
だからそういった“覚悟”だったり、芯を持っている人間とやることで、自分が本当に何がやりたいのかっていうことを再確認できるし、そこから本当に今後どうしていくかっていうのも見えてくるだろうし。
今は杉浦貴とやれるんだっていう、それだけだから。その後は“いいや”って感じで。この試合でもしかしたら骨が折れて長期離脱になるかもしれないし。その可能性だってゼロじゃないじゃないですか。
だから、今を生きようと思っている。ボコボコにされる前にボコボコにしてやろうと思っているし。5月31日で53歳になった杉浦選手、誕生日おめでとうございます。しばき合いましょう」

■公開動画:
「後のことは考えない。シバキ合いましょう」19歳差タイトルマッチは激闘必至。両雄の覚悟が激突するGHCヘビー ジェイク・リーvs杉浦貴6.17名古屋はABEMA無料生中継

動画URL →

【大会情報】
「GREEN JOURNEY 2023 in NAGOYA」
・2023年6月17日(土)愛知・名古屋国際会議場 イベントホール
17時00分 試合開始/15時30分 開場

■ABEMAでのご視聴はこちら

■WRESTLE UNIVERSE(英語実況)でのご視聴はこちら

【全対戦カード】

<第10試合 メインイベント・GHCヘビー級選手権>
(王者)ジェイク・リー VS 杉浦貴(挑戦者)
※第42代王者の3度目の防衛戦となります。

<第9試合・GHCタッグ選手権>
(王者)サクソン・ハックスリー ティモシー・サッチャー VS マサ北宮 稲村愛輝(挑戦者)
※第65代王者組の初防衛戦となります。

<第8試合・GHCジュニアヘビー級選手権>
(王者)HAYATA VS ダンテ・レオン(挑戦者)
※第53代王者の2度目の防衛戦となります。

<第7試合・タッグマッチ>
潮崎豪 中嶋勝彦 VS 拳王 征矢学

<第6試合・6人タッグマッチ>
ジャック・モリス YO-HEY タダスケ VS ショーン・レガシー クリス・リッジウェイ ダガ

<第5試合・タッグマッチ>
丸藤正道 Eita VS 稲葉大樹 小峠篤司

<第4試合・シングルマッチ>
鈴木秀樹 VS 谷口周平

<第3試合・6人タッグマッチ>
イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr. 小川良成 藤村加偉 VS 清宮海斗 AMAKUSA スペル・クレイジー

<第2試合・シングルマッチ>
Hi69 VS 大原はじめ

<第1試合・6人タッグマッチ>
モハメド ヨネ アレハンドロ 小澤大嗣 VS 齋藤彰俊 吉岡世起 スタリオン・ロジャース

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