BYDのショールームが襲撃受ける

国産電気自動車メーカーの比亜迪(BYD)は香港に4カ所のショールーム・サービスセンターを擁しているが、6月12日の3時間以内にこれらが立て続けに赤ペンキをかけられたりシャッターに衝突するなどの襲撃を受けた。13日付香港各紙によると、BYDの香港総代理を務めるJCM連大汽車の担当者は「これは普通の復讐事件ではない。おそらく犯人はBYDブランドをターゲットにしている」と述べ、警察にできるだけ早く犯人を捕らえるよう求めた。警察は事件に商業的紛糾が絡んでいるとみなし、新界北総区反黒組が捜査を担当している。JCM連大汽車は元朗に擁するショールームに加え、今年に入ってから3カ所のショールームを設置した。尖沙咀のショールームでは12日午前3時57分に警官が巡回した際にガラスに赤ペンキがかけられているのを発見。元朗のショールームでは午前4時05分に犯人の運転する自家用車がシャッターに衝突し、シャッターがへこみ、犯人の車は逃走した。湾仔のショールームでは午前5時52分にドアに赤ペンキがかけられているのが発見された。天水囲のサービスセンターでは午前6時51分に赤ペンキがかけられているのが発見された。特に被害の大きい元朗店では店舗再開に数日を要することになるという。

© HKP