インテル、ルカク&クリバリのレンタル画策も…チェルシーは完全移籍を希望

[写真:Getty Images]

チェルシーのベルギー代表FWロメル・ルカク(30)とセネガル代表DFカリドゥ・クリバリ(31)のレンタルを画策するインテルだが、道のりは険しいようだ。『フットボール・イタリア』が伝えている。

今季はチェルシーからインテルへレンタル移籍したルカク。シーズン前半は負傷の影響もあって苦戦を強いられたものの、シーズン後半途中から徐々に得点数を増やしていき、出場したセリエA直近7試合で7ゴールという成績を残した。

一方のクリバリは、昨夏にナポリからチェルシーへと移籍。公式戦32試合に出場したが、チームの低迷や混乱も影響し、ポジションを確立するほどの活躍を見せることはできなかった。

インテルはそんな2人のレンタルを望んでいるという。ルカクについては、今季終盤の活躍に満足しているために期間の延長を、クリバリに関しては、手薄になる最終ラインの穴埋めが期待されている。

今季限りで契約満了となるスロバキア代表DFミラン・シュクリニアルはパリ・サンジェルマン(PSG)への加入が確実視されており、ラツィオからレンタル移籍中のイタリア代表DFフランチェスコ・アチェルビの買い取りもまだ確定していない。

そのため、インテルのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるピエロ・アウシリオ氏は、ルカクとクリバリの獲得交渉を進めるべくロンドンに飛んだとのこと。しかし、チェルシーは2人のレンタル移籍に乗り気ではなく、放出する場合は完全移籍での資金捻出を望んでいることが判明したようだ。

なお、ルカクが来季もインテルでプレーすること望んでいるのに対し、クリバリはチェルシーでの生活に満足しているという。それでもチェルシーは、選手枠を空けることも考えて、クリバリの放出を視野に入れているようだ。

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