日本留学の香港人学生起訴 ネット投稿、扇動意図の罪

「香港国家安全維持法」を可決した中国の全人代常務委員会会議=2020年6月30日、北京の人民大会堂(新華社=共同)

 【香港共同】香港当局は15日、交流サイト(SNS)に香港独立を含む内容の投稿をしたなどとして、刑事罪行条例違反(扇動の意図を有する行為)罪で、日本に留学中で一時帰国した香港人女性(23)を起訴した。香港メディアが伝えた。

 関係者によると、女性は身分証更新のため香港に戻った3月上旬、留学中の投稿が問題視され、香港国家安全維持法(国安法)の国家分裂扇動容疑で逮捕された。

 当局は、中国政府や香港政府への憎悪を引き起こしたり、香港独立を呼びかけたりする投稿があったとしている。

 関係者によると、女性は日本留学中の約2年前に、SNSに学生デモを支援するスローガンを転載するなどした。

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