●射水の滞在時間増狙う
●「関心持つきっかけに」
伏木富山港・海王丸財団は15日までに、射水市の観光名所「海王丸パーク」周辺を紹介する案内マップを初めて製作した。同パークを発着点に「日本のベニス」と呼ばれる内川沿いを歩く約4キロのルートを案内。各観光地までの距離や徒歩で掛かる時間などが掲載されており、観光客がマップを手にベイエリアを散策してもらうことで、射水での滞在時間の増加につなげる。
射水市が昨年度に行った調査では観光客の約8割が乗用車で訪れており、訪問場所として海王丸パークが一番多かった。財団では、海王丸パークに約600台の乗用車が駐車できることを強みに、観光客に周辺を散策してもらい、ベイエリアの魅力の発見や健康促進につなげてもらおうと考えた。
マップはA4サイズで、職員が歩いて撮影した写真が掲載されている。パーク内の日本海交流センターを出発し、きっときと市場や放生津八幡宮のほか、川の駅新湊などを巡る。復路では万葉線の利用を勧めており、安心して歩けるよう、道を間違えやすい場所や万葉線の駅の場所なども分かりやすく記した。
●プロムナード用も
このほか、新湊大橋を歩いて渡れる歩行者専用通路「あいの風プロムナード」への経路を紹介するマップも写真入りで作成した。
マップはいずれも日本海交流センターに置いた。総務課の東井航平さん(27)は「パークを拠点に射水ベイエリアに関心を持つきっかけになってほしい」と話した。