国内で唯一、ショウガなど香辛料の神をまつる花園八幡町の波自加彌(はじかみ)神社で15日、はじかみ大祭が営まれた。生産者や加工品を扱う業者、地元住民ら約600人が参詣し、無病息災や商売繁盛を願った。
ショウガや菓子などの加工品が神前に供えられ、田近章嗣宮司が祝詞を奏上した。供えられたショウガは霊水に入れられ、出来上がったショウガ湯をササの葉でまいて周辺を清めた。神事に続き、ショウガ湯が参拝者に振る舞われた。
神事に先立ち、四條流庖(ほう)丁(ちょう)儀式が初めて奉納された。珠洲地震の義援金を集める募金箱も置かれた。