緑一面しっとり 小松・日用苔の里

雨で艶やかさを増したコケ庭を散策する来園者=小松市日用町

 15日の石川県内は気圧の谷や湿った空気の影響で日中は曇りとなり、最高気温は金沢25.8度、小松25.4度など5地点で夏日を記録した。国内有数のコケ群生地がある小松市日用(ひよう)町の「日用苔(こけ)の里」では、雨にぬれてしっとりと艶やかさを増した「緑のじゅうたん」が来園者を出迎えた。

 地元住民でつくる日用苔の里整備推進協議会によると、広さ約1ヘクタールの敷地にはスギゴケやヒノキゴケなど48種類が育つ。

 県内は16日夕にかけて大気の状態が非常に不安定となる見込みで、金沢地方気象台は落雷や竜巻などの激しい突風、ひょう、急な強い雨に注意を呼び掛けた。

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