東海第2、再稼働問う 市民団体 茨城の全市町村でシール投票

日本原電・東海第二発電所(資料写真)

日本原子力発電(原電)東海第2原発(東海村)の賛否を問う県民投票の実現を目指す、市民団体「いばらき原発県民投票の会」は18日から、県内全44市町村で「再稼働は誰が決めるのが良いか」を問うシール投票を実施する。

シール投票は、東海第2原発再稼働について判断する際、誰が決めるのが良いかについて「知事や県議会に任せる」と「県民投票で意思表示」のいずれかを選び、ボードにシールを貼ってもらう。同会の富岡彰代表(69)は「東海第2は自分たちの生活に直接関わる。参加してもらいたい」と呼びかけている。

東海第2の安全対策工事が2024年9月に終了予定であることから、同会は同年1~3月に県民投票を求める署名を集め、同年6月の県議会定例会前に大井川和彦知事への直接請求を目指している。シール投票は、直接請求の前段の活動として行われる。

また同会は、直接請求に必要な有権者の50分の1(約4万8900人)以上の署名を集めるため、協力者7千人を募集している。

シール投票の当面の実施日程は、18日に水戸市の水戸駅南口ペデストリアンデッキで午後2~3時。22日に常総市の石下駅前で午後4~5時。23日にひたちなか市の勝田駅東口付近で午前10~11時、つくばみらい市のみらい平駅前で午後5時半~7時。25日に利根町のカスミ利根町店付近で午前11時~正午、取手市の取手駅東口付近で午後3~4時。

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