ささらホール、跡地活用は? 奥州市民、公共施設の在り方議論

「考える会」を結成したメンバー。ささらホールの跡地活用が議論となっている

 奥州市がささらホールを廃止・解体する指針を受け、市民の間で跡地活用策が議論になっている。地元江刺では振興会や各種団体が「考える会」を設立し、文化施設の整備を目指して要望活動を計画する。一方、旧市町村から引き継いだ多くの公共施設は老朽化し、維持には多額の財政負担が伴うため、行方が注目される。

 江刺の文化活動拠点を考える会(広野雅喜会長)は地元10振興会のほか、市芸術文化協会、NPO法人いわてルネッサンス・アカデミア、江刺青年会議所などの団体や個人が参加。5月29日に設立総会を開いた。

 市民や利用者、各地区振興会との連携や懇談会開催や広報・署名活動などを展開しながら、跡地への新施設整備を基本線に市や市議会に要望していく方向。

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