カルロス・サンタナ、長編ドキュメンタリー映画『カルロス』が【トライベッカ映画祭】でワールド・プレミア

カルロス・サンタナの人生を描いた長編ドキュメンタリー映画『カルロス』(原題:CARLOS)が、米ニューヨークで開催されている【トライベッカ映画祭】にて、2023年6月17日に世界初公開される。

監督は【エミー賞】受賞歴のある映像作家ルディ・ヴァルデス(『ザ・センテンス』、『We Are: ブルックリンセインツ』で、製作はイマジン・ドキュメンタリーズとソニー・ミュージックエンタテインメント、配給はソニー・ピクチャーズ・クラシックスとなっている。

キャリア50年を超えるカルロス・サンタナの膨大なアーカイブから発掘された未発表映像や音源をフィーチャーしたこの映画は、14歳のストリート・ミュージシャンだったカルロスが、1969年の【ウッドストック・フェスティバル】での伝説的パフォーマンスや大ヒット曲「ブラック・マジック・ウーマン」を収録し全米チャート1位に輝いた1970年のアルバム『天の守護神』で一躍トップ・ミュージシャンの仲間入りを果たし、その後【グラミー賞】を10回、【ラテン・グラミー賞】を3回受賞するなど世界的スターへと上り詰めた物語を伝えている。

監督のルディ・ヴァルデスは、「カルロス・サンタナのストーリーを僭越ながら監督として伝えられることを光栄に思っています。カルロスは真の先駆者であり、実に多くの人々にとってとても大きな意義のある存在であり続けてきました。この映画が、人間性によって定義されたひとつの人生を称えるものであることを願っています。メキシコ人の移民であり有色人種としての彼に世間が課した境界線や予測を吹き飛ばしたのを見て、私は驚くほど強い衝撃を覚えました。このストーリーを世の中に出すことに胸を躍らせています。また、このプロセス全体を通じて私をスクラムで支えてくれ、このヴィジョンを実現する手助けをしてくれたイマジン・ドキュメンタリーズとソニーの素晴らしいチームに大変感謝しています。この映画の配給パートナーとして、ソニー・ピクチャーズ・クラシックス以上の存在はあり得ません。彼らの手によって、この映画は大衆に届く機会を持ち、最大限の人々がカルロスのマジックを体験するチャンスを得ることになりますから」と語っている。

Photo: Maryanne Bilham

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