東証、午前終値3万3305円 続落、円高進行で企業業績に懸念

 16日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は続落した。前日終値からの下げ幅は一時300円に迫った。外国為替市場で円高ドル安が進み、企業業績を押し下げるとの懸念から売り注文が先行した。

 午前終値は前日終値比179円53銭安の3万3305円96銭。東証株価指数(TOPIX)は10.61ポイント安の2283.36。

 岸田文雄首相が前日、今国会中の衆院解散を見送ると表明したことも売り材料視された。総選挙に向けて経済対策を打ち出すとの期待が、直近の株価上昇の一因だっただけに売りに拍車をかけた。

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