広島高等裁判所 新長官が就任「デジタル化で利用しやすく」

広島高等裁判所に新しい長官が就任し、裁判のデジタル化で「利用しやすい手続きを実現したい」と話しました。

先月25日付で就任した 中山孝雄 長官は、長野県出身の63歳です。東京高等裁判所の部総括判事や司法研修所の所長などを歴任しました。

広島高等裁判所 中山孝雄 長官
「裁判手続きのデジタル化を通じて利用者の方の視点に立ち、利用しやすい裁判手続きを実現していくことが大事だと感じている」

各地の裁判所で重大な事件記録が相次いで廃棄されていた問題については、「広島高裁の管内でも最高裁の保存廃棄に関する規定の整備を踏まえながら対応していきたい」と話しました。

中山孝雄 長官
「残すべき記録は将来にわたってきちんと残していけるような運用を確保していければ」

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