ユナイテッドのオーナー交代はPL開幕戦までに完了せず? 夏の補強予算も変わらずか

マンチェスター・ユナイテッドのオーナー交代劇が新シーズン開幕戦までに終わらない可能性があるようだ。

現オーナーのグレイザー・ファミリーがシーズン途中にクラブ売却の意思を表明したことにより、オーナー交代へ向かっているユナイテッド。カタール・イスラム銀行(QIB)の会長を務めるシェイク・ジャシム・ビン・ハマド・アル・タニ氏と、イギリスの化学会社INEOS(イネオス)のCEO(最高経営責任者)を務めるサー・ジム・ラトクリフ氏が最有力候補となっている。

イギリス『デイリー・メール』によると、グレイザー・ファミリーはまもなく売却先を決める見込みだが、8月14日に決まった2023-24シーズンのプレミアリーグ開幕節ウォルバーハンプトン戦までにオーナー交代が完了しない可能性も出てきているという。売却先が決まったとしても、取引が正式に承認されるまでの「承認プロセス」に8~12週間を要するようだ。

そのため、新オーナーが今夏の移籍市場に影響を及ぼすことはないとみられている。現在エリク・テン・ハグ監督には1億2000万ポンド(約215億8000万円)の移籍予算が与えられていて、これも変わらないと推測されている。選手の売却に成功すれば、この予算が増える可能性もあるようだ。

最近では、ユナイテッドがシェイク・ジャシム氏率いるカタールの投資家グループと独占交渉を行っているという報道も流れているが、経緯を知っている人々がこれを否定している節もあるようで、その動向には注目が集まっている。

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