今週末は広い範囲で梅雨の晴れ間となり、厳しい暑さとなりそうだ。東日本や西日本だけでなく、東北でも30℃以上の真夏日となる予想で、関東では35℃以上の猛暑日になる所もある見込み。
また、沖縄は梅雨前線の影響で雨が続くため、引き続き、土砂災害などに警戒が必要となる。
■広く梅雨の中休み
きょう16日(金)は東日本や東北を中心に大気の状態が不安定になっている。所々、雨雲が発達し、激しい雨が降った所もあるが、あす17日(土)は寒気が抜けるため、安定して晴れる所が多くなりそうだ。東北から九州北部にかけては朝からよく晴れて、洗濯日和、お出かけ日和となる見込み。紫外線が強まるため、日焼け対策はしっかりして出かけたい。
あさって18日(日)も晴れる所が多いが、東北や四国、九州南部は変わりやすい天気でにわか雨がありそうだ。
また、沖縄や奄美は梅雨前線の影響で雨が降り、雷を伴って激しく降るおそれがある。これまでの大雨で地盤が緩んでいる所もあるため、引き続き、土砂災害などに警戒が必要となる。
■気温上昇で厳しい暑さ 35℃超えも
この週末は日差しと暖かい空気で気温が上がり、各地で厳しい暑さとなりそうだ。仙台など東北でも30℃以上の真夏日になる予想で、福島では、あす17日(土)の最高気温が32℃の予想となっている。
あさって18日(日)は特に東日本で暑さが厳しくなる見込みで、最高気温は宇都宮、甲府、名古屋、岐阜で33℃、前橋では35℃と猛暑日となりそうだ。
場所によっては体温超えの暑さになるような所もでてくる可能性がある。
梅雨の晴れ間は急な暑さで熱中症のリスクが高くなるため、こまめに水分や塩分を補給し、なるべく日陰を選んで歩くなど、万全な暑さ対策が必要だ。
（気象予報士・多胡安那）
