新幹線の最新車両を追加導入へ JR西日本、臨時列車に活用

東海道新幹線の「N700S」

 JR西日本は16日、東海道・山陽新幹線に最新型の車両「N700S」2編成32両を追加導入すると発表した。今年8月ごろと来年2月ごろに1編成ずつ導入し、臨時列車の増発に活用する。地震時のブレーキなどの機能が主力車両「N700A」よりも高く、安全性の向上を図る。

 N700SはJR東海が開発した車両で、20年7月に営業運転が開始。JR西も21年2月から2編成の運転を始めた。今回の追加導入でJR西の16両編成の新幹線は計44編成となる。

 24年度から26年度にかけて博多総合車両所で、N700Aの40編成について、ブレーキシステムの改良など大規模な改造を施すことも明らかにした。

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