G7交通相会合が三重で開幕 移動手段確保、脱炭素を議論

低速の小型電動車(奥)に分乗して遊覧船乗り場に到着したG7交通相会合の各国代表。右端は斉藤国交相=16日午後、三重県志摩市

 先進7カ国(G7)交通相会合が16日、三重県志摩市で開幕した。地域公共交通の在り方や交通分野の脱炭素化などを議論する。ウクライナ支援では、同国のクブラコフ副首相兼インフラ相も加わり、交通網の復興を巡り協議する。17日から実質討議に入り、最終日の18日に移動手段確保の重要性を確認する閣僚宣言を採択する見通し。

 開幕イベントとして、閣僚らは低速の小型電動車に分乗して会場近くの港を訪れ、遊覧船に乗船した。

 夜の歓迎会では、議長を務める斉藤鉄夫国土交通相が「われわれは交通分野が直面する共通の課題に取り組み、今後の方向性を見いだすという重要な責任を担っている」と呼びかけた。

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