ポーランドに半導体新工場 米インテル、27年までに

米インテルがポーランドで建設する新工場の完成イメージ(同社提供、共同)

 【ベルリン共同】米半導体大手インテルは16日、ポーランド西部ウロツワフに新たな半導体組立工場を建設すると発表した。投資額は最大46億ドル(約6500億円)で、2027年までの操業開始を目指す。同社が欧州で進める半導体生産体制構築の一環となり、域内の半導体産業に対する欧州連合(EU)の公的支援を受ける見通し。

 インテルはアイルランドに半導体材料の製造工場があるほか、ドイツで工場建設計画を進めている。イタリアでも工場建設を検討している。

 ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)は「より強靱で持続可能な半導体サプライチェーン(供給網)を構築するというEUの目標に貢献したい」との声明を出した。

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