「全米オープン」でリラックス 中島啓太が「67」で2打差2位

中島啓太が今週もキタ!(撮影/奥田泰也)

◇国内男子◇ハナ銀行 インビテーショナル 2日目(16日)◇千葉夷隅ゴルフクラブ(千葉)◇7625yd(パー73)◇晴れ(観衆244人)

午前スタートで先にプレーを終えた佐藤大平が、通算13アンダーまで伸ばしたのを見て「4打差以内には」と考えた。5アンダーから出た中島啓太が、ボギーなしの6バーディを奪って「67」をマーク。通算11アンダー2位につけ、4週連続の優勝争いにはずみをつけた 。

5月「ミズノオープン」から3週連続して最終日最終組でプレーし、前週「ASO飯塚チャレンジド」でプロ初優勝を挙げたばかり。優勝争いの翌週は疲労で力を出し切れない選手も多いなか、今週もやっぱり上位にやってきた。

疲れが出ても、ボギーを打たないゴルフ(撮影/奥田泰也)

「疲れは少し感じていますが、トレーナーさんのサポートで体に不自由なくゴルフができています」と栖原弘和トレーナーにケアを頼みながら参戦。ティオフ前の練習時間も、「キャディさんと話したり、あまり集中しすぎないように」と体に負担をかけないよう適度に肩の力を抜いている。

試合中、普段は宿泊先近くの会員制トレーニングジムに通うことが多いが、今週は室内で行える軽いトレーニングに留めた。2日目のスタート前は、海外メジャー「全米オープン」の中継映像を見ながらリラックス。「たまたま6時くらいに目が覚めて、松山さんと、ロリーとブルックスの組をずっと見ていました」とつかの間の気分転換もできた。

シビアなパットもよく入る(撮影/奥田泰也)

スタート前に目論んだ「4打差以内」を上回り、首位と2打差で週末を迎える。コースに出たら、スコア目標は決めない主義。「明日もいい位置で(終えて)初めて行ける。最終日にいい感じでつなげていきたい」と目の前の一打に集中する。(千葉県大多喜町/谷口愛純)

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