ガーディアンズがズニーノのDFAを発表 1年600万ドルで新加入

日本時間6月17日、ガーディアンズは今季新加入の正捕手マイク・ズニーノをDFAとしたことを発表した。今季ここまでチーム最多の41試合でスタメンマスクを被っているズニーノだが、打率.177、3本塁打、11打点、OPS.577と打撃の調子が上がらず、自慢の守備面でも自己ワーストの守備防御点-8と精彩を欠いていた。当面のあいだは2番手捕手のキャム・ギャラガーと3番手捕手のデービッド・フライを併用することが予想されるが、近い将来にプロスペクトのボー・ネイラーがメジャーに呼ばれることになりそうだ。

ズニーノは昨オフに4年間在籍したレイズからFAとなり、1年600万ドルでガーディアンズに加入。2021年に自己最多の33本塁打を放ってオールスター・ゲームに選出された実績もあり、長打力と好守を兼ね備えた正捕手として期待は大きかった。ところが、シーズンが開幕すると、打席では三振の山を築き、定評のあった守備面でもパフォーマンスが大きく悪化。ガーディアンズは昨季、ズニーノ以上に打てないオースティン・ヘッジスが正捕手を務めていたが、ヘッジスは安定した守備力でチームに貢献していただけに、攻守とも期待外れだったズニーノへの失望は大きかったに違いない。

ガーディアンズは当面のあいだ、ギャラガーとフライを併用することが予想されているものの、ギャラガーは29試合で打率.147、0本塁打、OPS.364とズニーノ以上に打てておらず、正捕手は荷が重い。今季デビューしたばかりのフライに正捕手としての働きを期待するのも酷だろう。ガーディアンズには「MLBパイプライン」のプロスペクト・ランキングで球団3位・全体45位にランクインしている有望株ネイラー(正一塁手ジョシュ・ネイラーの弟)がおり、マイナーAAA級で60試合に出場して打率.254、13本塁打、48打点、OPS.890をマークしているネイラーの準備が整った段階でメジャーに昇格させることになりそうだ(ネイラーは昨季5試合、今季1試合だけメジャーを経験済み)。

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