“67”で浮上も取りこぼしに悔しさ 畑岡奈紗は週末へ「攻めのゴルフを」

停滞気味の初日から巻き返した(撮影/亀山泰宏)

◇米国女子◇マイヤーLPGAクラシック for Simply Give 2日目(16日)◇ブライズフィールドCC(ミシガン州)◇6556yd(パー72)

初日53位と飛び出せなかった畑岡奈紗が、1イーグル3バーディ「67」で通算6アンダー24位まで順位を上げて週末を迎える。

6番でバーディを先行し、ハイライトは8番(パー5)。残り196ydから4UTで左4mに2オンしてイーグルを奪った。ティショット、セカンドと納得のつなぎで演出した好機とあって「絶対モノにしたいと思った。入ってくれて良かった」と気持ちでねじ込んだ。

折り返して10番(パー5)も獲って一気にリーダーボードを駆け上がったが、次のバーディは最終18番(パー5)。その間、パーを並べたホールの中でも14番のパー5が悔しい。

3UTのセカンドを花道まで運んでから3打目のアプローチ。手前は強烈に“受け”ており、傾斜を上り切った先にある3、4ydほどの平らなエリアにピンが切られていた。警戒して強く入った寄せが奥の下り傾斜で止まらずにこぼれ、返しのバーディトライもオーバーして微妙な距離のパーパットを残す結果に。何とかパーでしのいでも、「やっぱり14番がチャンス、獲らなきゃいけないところだった。そういった取りこぼしもあった」。チャンスメークしきれなかった16、17番を含めてもどかしさがにじむ。

5打差の首位・古江彩佳を追う(撮影/亀山泰宏)

5打差の首位・古江彩佳を追っていくためには、伸ばし合いのコースで週末のビッグスコアが必須となる。「よりチャンスを作っていかないと、なかなか詰められる差ではない。決勝ラウンドは攻めのゴルフができるようにしたい」。十分、果敢にピンを狙っていた予選ラウンド以上にアグレッシブなプレーを誓った。(ミシガン州ベルモント/亀山泰宏)

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