災害に備え 情報共有の訓練

大雨や地震などの災害に備えて、自治体や建設業協会などが災害時の情報共有や連携を確認する訓練が、6月16日、宇都宮市で行われました。

 訓練は、台風が接近し、栃木県内全域に大雨・洪水警報が出されている想定で行われ、栃木県の宇都宮土木事務所や宇都宮市、宇都宮建設業協会などから80人が参加しました。それぞれの拠点をウェブ会議システムでつなぎ、本部が置かれた宇都宮建設業協会から災害発生地域のパトロールや点検の指示を出します。現場の情報は、写真と位置情報を共有するシステムが使われ、田川の堤防が損傷したという情報を受け取った土木事務所の職員が現場に駆け付けます。道路を通行止めにし周囲の安全を確保したあと、ドローンで状況を確認しブルーシートや土のうを使って応急処置をしました。

 参加した人たちは、システムの使い方や手順を丁寧に確認して訓練を行っていました。

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