両陛下、インドネシアへ出発 即位後初の親善訪問

インドネシアへ出発される天皇、皇后両陛下=17日午前、羽田空港

 天皇、皇后両陛下は17日午前、国賓としてインドネシアを公式訪問するため、政府専用機で羽田空港から出発された。国際親善目的の外国訪問は即位後初めてで、療養中の皇后さまとそろって臨むのは2002年12月以来、20年6カ月ぶりとなる。

 今年は日本とASEANの友好協力50周年で、インドネシアはASEAN議長国を務めている。陛下は15日の記者会見で「訪問を契機として、若い世代の交流がより一層活発になり、今後の両国間の交流と友好親善がさらに深まることを期待している」と述べた。

 6泊7日の日程で17日午後に首都ジャカルタに到着。18日は日本の支援で開業した都市高速鉄道の車両基地や、排水機場を視察する。19日にボゴールにある宮殿で歓迎行事やジョコ大統領夫妻との会見、昼食会が予定されている。

 20日は「カリバタ英雄墓地」などを訪れる。

 21日からは陛下単独でジャワ島中部ジョクジャカルタに移り、特別州知事主催の夕食会に出席する。22日はボロブドゥール寺院を見学し、23日に帰国する予定。

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